清明とは
4/19~5/4頃を「穀雨」といいます。
穀物を潤す雨が降り、大地に水分と栄養が行きわたる恵の雨が降る頃です。
この季節の終わりには、夏の始まりの「立夏」が訪れます。
穀雨の過ごし方 ー お腹を整えようー
春から夏への「季節の変わり目」
年に4回訪れる季節の変わり目は、次の季節に備え、ゆっくり休み、エネルギーを作り出す胃腸を労わりたい時期。
しかし、新しい環境でがんばってストレスによって胃腸に不快感を感じている方も多いのではないでしょうか。
梅雨や夏の暑さに負けないよう、体の土台になる胃腸をしっかり整えていきましょう!
何を食べるかも大切。でもまずはお腹に負担をかけない食べ方を
胃腸に不調を感じる時、「何を食べれば?」と考える方が多いと思います。
脂っこいものを避け、食物繊維の少ないものを選び、消化に負担を掛けない食べ物選びも大切です。
でもそれよりも簡単で大切なこと
それは「よく噛んで食べること」です。
よく噛んで食べることのメリット
よく噛まず食べ物が大きいまま胃に送り込んでしまうと、それを小さくするための負担が大きくなってしまいます。
そこで小さな心掛け!
消化の第一歩の口でよく噛んで、消化酵素を含む唾液を混ぜて食べ物を送り出してください。
それだけでもだいぶ違います。
胃腸の立場になると余計な仕事は少ない方が嬉しいですよね
目標は一口で30回。
よく噛んで時間をかけて食べると満腹感を得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐことができるので、ダイエット効果にも◎です。
思い立ったらいつでもどこでもできる一番簡単な養生法、ぜひお試しください。
食養生 ー キャベツ ー
胃腸を労わりたいときにおすすめの食材はキャベツです。
キャベツにはキャベジン(ビタミンU)と呼ばれる栄養成分が含まれていて、市販の胃腸薬にも使われています。
胃腸の粘膜を保護して胃炎や胃潰瘍の予防、胃もたれ、ゲップ、胸のつかえに効果があります。
まさに食べる胃腸薬ですよね
また、ビタミンCも豊富で、大きな葉2枚で一日に必要な摂取推奨量を満たす程です。
胃腸が弱っている時は、スープや、サラダ、煮込み料理に活用し、胃腸を労わってください。
元気になったら、とんかつ等の揚げ物の付け合わせにも◎
胃もたれを防ぐ働きがあるので、揚げ物の付け合わせにピッタリです。
クセがなく、色々な料理に活用できる野菜。
春キャベツが旬の時期でもあるので美味しく食養生してみてはいかがでしょう。